業者によって変わる返済方式

業者からお金を借りる時、事前にチェックしておきたいのが返済方式です。
返済方式はいくつかあり、業者によって、返済方式が異なっています。
この部分を理解しておくことはとっても大事です。

色々な返済方式があって分かり辛いですが、この項では分かりやすく返済方式を解説していくので知識として頭の中に入れておいて欲しいと思います。

返済方式は大きく分けて2つ
キャッシング方式
リボルディング方式があります。

この2つだけであれば分かりやすくて良いのですが、

キャッシング方式は「約定返済」「元金均等方式」「元利均等方式」の3つに分かれて、
リボルディング方式は「元利定額」「元金定額」「元金定率」「残高スライド」「残高スライド元金定額」「残高スライド元利定率」「残金スライド元利定額」の7つに分かれます。

もうこの時点で頭が混乱してきそうですよね。
この全てを覚えようとすると、何が何だかワケが分からなくなってしまうので、
ここでは、多くの金融業者で取り入れられている返済方式についてお話したいと思います。

元利均等返済方式

住宅ローンなどで多く用いられているのが、この元利均等返済方式です。
元金と利息の返済部分を合計した毎回の返済金額が常に一定になるように計算されており、安定した返済が可能となります。返済の初めの頃は利息分の割合が高く、返済が進むにつれて、元金の返済部分が大きくなるといった特徴を持っています。

元金均等方式

元金均等方式は、
借入の元金を返済回数で割って、その割った金額に対して利息を加えた額を返済してく方式です。

毎月の支払額は「元金と残高への利息」となっているので、毎月の返済金額が変わってきます。
返済を続けていけば、当然元金が減ってくるので、毎月の利息額が減る仕組みとなります。
確実にローン残高を減らしていけるのが大きな特徴と言えるでしょう。

残高スライドリボルビング方式

残高スライドリボルビング方式とは、最終借入後の借入残高によって返済額が変動する方式です。
と、このような言い方をすると難しく感じるのですが、
簡単にいってしまうと、残高にあわせて返済金額をスライドさせるだけです。

例えば、通常の返済計算で29600円が返済金額だったとした場合、千の位を繰り上げて3万円の返済にするといった感じです。
毎月無理のない繰上げ金額となるので、予定より早く返済できることが多いです。
また、借入後残高スライド元利定額返済方式と記載されているケースもあります。