実は無駄、良かれと思っていた逆効果の節約術【連載第38回】
頑張ってあれもこれも節約に励んだはずなのに、
なぜかお金が残らない…
そんな経験ありませんか?
また、
節約は出来たかもしれないけど、
その分ガマンしなきゃいけないことが増えた…
そんな覚え、ありませんか?
実は節約というものは、
巷で言われていることをそのまま自分の状況に当てはめていいものとは限りません。
良かれと思ってやってけど、実は逆効果になってる節約術の例をいくつかご紹介いたしましょう。
1)買いだめは無駄!
特に赤ちゃんの居られる家庭は買い物に出るのも一苦労なので、
ついつい買いだめをしてしまいがちですが、そこに大きな落とし穴があります。
まず赤ちゃん用品でいきますと、
紙おむつはすごく消費するので安い時にダンボールで何箱も買ったりしますが、
赤ちゃんの成長もあっという間なので、小さくなってしまって入らず、使えないまま在庫になってしまうことも。
また衣料品も同じです。
赤ちゃんは汗をかく量もハンパないので、
ついつい余分に着替えを買ってしまいますが、これまたあっという間にサイズが合わなくなります。
そしてお祝いにもらった衣服も「大きいから着られるのはまだ先ね」と油断して忘れてしまい、
思い出した時にはもう入らなくなってしまったり。
洋服の管理は、何cmのどんなデザインの服がしまってあるのかを画像つきでリスト化して、
いつでも確認できるようにしておくのが無難です。
買いだめといえば食料ですが、
これまた使いきれる量を考えないと腐らせてしまうばかりです。
肉や魚は買ってきてすぐに小分けしてラップに包み冷凍保存しないと、
冷蔵だけでは乾燥が進みどんどん味が落ちます。
野菜も水分を含ませたキッチンペーパーや新聞紙などでくるんでビニール袋に入れておかないと、あっという間にしなしなのドロドロ。
安いからと大量に買うよりも、その日に使う分だけ「少量パック」や「ハンパ見切り品」などを選んで買うほうが安上がりになったりします。
2)手作りは無駄!
お弁当はあくまでも残り物をうまく活用して作るのが節約のコツなので、
手作り弁当とはいえわざわざ材料を買うのはかえって勿体無いです。
またケーキやパン、お菓子を手作りしたがる人も多いですが、
よっぽど得意な人でない限り
味や風味も単調になるので、家族からすぐ飽きられて食べ残されてしまいます。
使い切れなかった材料も劣化していくだけです。
食べ物でなくても衣料品や小物などを手作りしたがる人が多いですね。
これもわざわざ布地や部品を揃えるのに費用がかかったりします。
食べ物にしてもモノにしても「あまったら誰か欲しい人にあげれば無駄ではない」と思うかもしれませんが、それは確実に無駄です。
相当のお金か品物が返ってくるなら損はないかもしれませんが「あげるだけなら捨てるのと同じだ」と思わないと節約意識は変わりませんよ。
【2013年7月16日 12時32分】