余熱を使って出来る料理術、ガス代節約【連載第42回】
保温調理鍋って一時期話題になったのをご存知ですか?
鍋が二重になってて、
内側の鍋を火にかけて調理し、
沸騰したり適度に煮た段階で火からおろして、
外側の鍋に入れてしっかりとふたを閉じます。
…こうすることで
魔法瓶のように温度が長時間保たれるので、
火を使わないで煮込み料理が楽に出来るというもの。
焦げる心配がないので何度もふたを開けてチェックしたり、かき混ぜる必要もないわけです。
でもこの調理法、
こうした専門の鍋がなくても、
なんとバスタオル一枚あれば同じようにできちゃうんですよ!
ガス代も節約できて火加減の心配もないのですっごく楽です!
バスタオル1枚で<保温調理鍋>の完成!
やりかたはこんな感じです。
まずお鍋でシチューとか煮込み料理を調理します。
このとき使うお鍋は出来れば分厚いしっかりした鍋がいいですね。
そしてフタがずれたりしないもの。
タオルでくるむことを考えると、鍋の外側もきれいに磨いてから使いましょう。
さて、沸騰したお鍋を火から下ろして、
ふたをしっかり閉めた状態で大きめのバスタオル(厚めのほうが好ましい)でくるみます。
鍋がのぞかないようにまんべんなく包んで、
洗濯ばさみなどで端を止めておくといいでしょう。
1時間そのまま置いておけば、
じっくり煮込んで味がしみこんだおいしいシチューになりますよ。
さらに煮込んだ味わいが欲しい方は、
3時間ほどこの状態を保つといいです。
ただしこの場合は食べる前にもしっかり火を通したほうがいいですね。
バスタオル以外でも、代用できます♪
バスタオルのほかにも同様の効果を得られるアイテムがあります。
それは新聞紙とダンボール、
それに発砲スチロールの箱です。
新聞紙にダンボールといえば、保温効果が高いのは有名ですね。
ハイキングで遭難した人が、身体に新聞紙を巻きつけて寒さをしのいだという実話もあるように。
そんな新聞紙を使って沸騰したお鍋をくるみ、
ダンボール箱に入れるか発砲スチロールのふたつきの箱(ホームセンターなどで安く手に入ります)に入れて置きます。
するとじっくり煮込んだ料理が出来上がります。
特に発砲スチロールの箱は、
1時間経っても温度は1度くらいしか下がらないんですよ。
まだまだあります!<余熱で節約>
このほか余熱を無駄なく使う料理法としては、フライパンでパスタを茹でてしまうのもありです。
寸胴鍋にたっぷりお湯を沸かすのはガス代がかかりますが、
フライパンなら熱効率がいいのですぐ沸くので便利です。
やり方はカンタン!
フライパンでお湯を沸かし、
パスタを入れたらふたをしてそのまま余熱でゆでます。
好みの茹で加減になったらお湯を捨てて、
まだ温かいフライパンにバターや油を落としてソースと共にパスタを炒めれば、
洗い物もフライパンとお皿だけで済みますね。
余熱を使ったガス代節約術。
ぜひお試しください^^
【2013年9月17日 18時40分】