家電はまとめ買い、家電量販店での買い物テクニック【連載第47回】

コラム46家庭電化製品を安く買うのは
「家電量販店」というのはもう当たり前になっていますが、
さらに安く買える手段をご存知でしょうか。

それは「まとめ買い」です。

家電製品は単品で買うよりも、
数が多ければ多いほど値引きもしてもらいやすいのです。

とはいえ、どんな家電量販店のどんな店員さんでも
「まとめ買い」さえすれば大幅に値引きしてくれるとは限りません。

お店に行く前にこれだけは下準備が必要です。

下準備1)近くに「ライバル店」がある家電量販店を選ぶ

郊外に一軒だけ立ってるような店舗だと競合相手がいないので、
少々高めの値段でも強気に売ります。

でも近くに家電量販店が多く立ち並ぶ激戦区の店舗や、
人気の高い量販店が最近オープンした店舗などでは危機意識を持っているので、
何とか自店で買ってもらおうと値引きをしてくれやすいのです。

さらにそのライバル店でのチラシや見積書を持参すれば効き目がありますよ。

下準備2)まとめ買いは「高いものから」注文していく

安いものから言い出すと店員も余り本気で相手をしてくれませんが、
大型冷蔵庫やエアコン、TVなど値段の高いものから
「これ買おうかと思ってるんですが…」と店員に持ちかけて、
他の家電も「これも一緒に買ったらいくらまけてくれますか」ともち掛けると、
店員さんは高額商品が売れると思って気合を入れてくれやすくなります。

相談する相手はアルバイトは無意味なので正社員以上を狙いましょう。
最初から店長クラスを選ぶと向こうも百戦錬磨なので、
もって行き方次第では「うちは(値引きは)ここまでですね」と向こうから見きられてしまうこともあるので、交渉に自信のある人のみおすすめです。

下準備3)単なる値引きだけを求めず、相手を認めて買うという意識を持つ

営業全般に言えることですが、
商品の良さだけで買ってもらえるよりも
「貴方から買ってよかった」と思ってもらえることがすごくうれしいのです。

前に対応したお客様が再来店してくれ、
「この間の貴方の接客がよかったから、また来ました。今度はこれを買いたいんだけど…」
と言ってもらえたら営業冥利に尽きます。

ですから話しかける店員を選ぶ際にも、
その店員が他のお客さんに接している姿を見て、
より誠実にていねいに笑顔で接客している店員を選びましょう。

そして「他のお客さんに親切に説明しておられたので、
貴方に相談しようと思って声をかけました」と伝えることが大事です。

自分を見込んでくれたお客様にはもっと喜んでもらいたい、と思うものですから、
値引きもしてもらいやすくなるでしょう。

実体験)値引き交渉の裏ワザ♪

最後に私の友人がやった裏技?をご紹介します。

友人は関西出身なだけあって、
値引き交渉も冗談を交えながら店員と駆け引きをしていたそうです。

するとそんなやりとりを面白く思ったのか、
ずっと立ち止まって一緒に店員の説明を聞いてた夫婦がいました。

友人はその夫婦に突然向き直ってにっこり笑い、その直後に店員に「このひとら、僕の友だち。一緒に買おうか言うてんねんけど、一緒に買うたらどんだけ安くしてくれる?」と言ったそうです。

その夫婦も一瞬びっくりしたそうですが、これは自分たちも得をすると即判断して「お願いしますわ」と調子を合わせたんだとか(笑)結果、友人もそのご夫婦もおおいに値引きしてもらって大満足だったそうです。

あなたも電化製品を購入する際は、ぜひ「まとめ買い」をお試しください♪

【2014年1月8日 13時17分】