腐らせない食料品保管術!無駄な買い物を減らす【連載第03回】

食料品保管術節約を意識するあまり、ついつい安い時に食料品を買い込んでしまい、使い切れず腐らせてしまうってこと、よくありますよね。
そして肝心な時に足りなくなって、
結局買いなおすという「無駄遣い」になってしまう…。

特に家族数が少ない家庭だと、
材料は使いきろうとしてもなかなか使い切れませんね。
そこで食料品を腐らせず、できるだけ長く、うまく保存する方法をご紹介したいと思います。

【野菜】

最近はやっているのが「干し野菜」です。
三段の網になっている「干しかご」に、カットした野菜を入れて干します。
ナス、ジャガイモ、ゴボウ、ニンジンなど何でも干せます。

風通しがいい場所で天気がいい日に午前10時?午後3時頃の、紫外線ピークタイムがおすすめです。

こうして干した野菜は煮込み料理に最適。
前夜から昆布と一緒に水に入れて戻しておけばいい出汁が出て、お味噌汁なんかもすごく美味しくなりますよ。

ほうれん草や小松菜といった葉物野菜は、
数十秒ほどゆでて使いやすい大きさにカットしてから冷凍すると保存しやすいですよ。
アスパラガスやブロッコリーの緑物野菜も同様です。
ゆでる際は少し塩を入れると緑色がきれいになります。

キャベツやレタスは芯の部分を刺身包丁の先を使ってくり抜き、濡れたキッチンペーパーを詰め込んでおき、軽く湿らせたキッチンペーパーでくるんでからビニール袋に入れるとしゃきっと感を失わず結構長持ちします。

他の葉物も根っこ部分を水につけたキッチンパーパーでくるむと長持ちしますし、湿らせた新聞紙でくるむだけでも野菜全般は長持ちします。
大根などは新聞にくるんで縦に入れると横に寝かして入れるより新鮮さを保ちます。

そして節約生活の強い味方といえば「もやし」ですが、足が速い(くさりやすい)のももやしの特徴。
タッパーにもやしとヒタヒタの水を入れてふたをし、冷蔵庫に入れます。
毎日水を入れ替えれば5日?1週間はもちますよ!

【魚】

魚も一夜干しにすると便利です。
新鮮な魚を開いてはらわたをきれいに取ります。塩1:6水の割合の塩水に20分つけてから、風通しのよい場所で一晩干せば美味しい一夜干しになります。

ラップで一枚ずつ包んで冷蔵なら1週間、冷凍すれば1ヶ月は持ちます。
刺身はしょうゆ漬けにしたり、酢と油に浸してカルパッチョにすれば翌日も美味しく食べられますね。

【肉】

肉類はとにかく肉汁をキッチンペーパーでていねいに取る事が大事です。
スライスしたり小分けにしてからラップにていねいに包み、ビニール袋やジップロックに入れて冷凍すれば一ヶ月は持ちます。

酒・しょうゆで下味をつけて、または西京漬け(白味噌・みりん・しょうゆをまぜた味噌だれに漬ける)にしてから冷蔵庫に保存すれば、数日持つ上に調理の時も便利ですね。

「冷蔵庫の中で腐らせて捨てる」生活から、「うまく保存して美味しく食べる」生活に切り替えるだけでも大きな節約になりますので、出来るところからぜひ実践してみて下さいね。

【2012年7月26日 15時10分】

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