お得物件の探し方、相場の8割で部屋を借りる【連載第22回】
引越しで忙しくなるの時期が近づいてきました。
進学や就職、また転勤などで引越しせざるを得ない場合、少しでも家賃を安く抑えたいもの。でもなかなか安くていい物件は見つからない…そう思い込んでいませんか?
少しポイントをつかんでおけば、お得な物件は結構あります。
相場の8割で借りることが出来る場合も多いんですよ。
そんな「お得物件の探し方」のポイントをご紹介しましょう!
1)タイミング
いい物件は早くなくなるからといって、あまり早くから探し出しても手付金で抑えておける期間はわずかなので、最悪は二重家賃を払う羽目になったりします。
物件探しは割り切って、いつでも即引越しできる体制が整った時期にはじめましょう。
そして家賃設定は年中同じとは限りません。
1月?3月は定額で動きませんが、4月は引越しが終わって不動産屋はヒマになりますから、3月末で引っ越して出来た掘り出し物に安く出会える確率が高まります。そして不動産屋がもっともヒマになる7月?8月は、何とか契約を取ろうとしてくるので値段交渉がしやすくなるのです。
自分で引越し時期を決められるのならこのお得な時期を選んで不動産屋と交渉してみましょう。
2)ネットを活用
不動産屋も自分でHPを持って物件情報を掲載するのが当たり前になりましたが、どこの不動産屋もまず目を引きたいので格安物件をスーパーのチラシの目玉商品的に目立つように掲載します。こまめにチェックしていれば即下見などの予約を入れることができ、うまくいけば契約も可能です。しかし誰もが見られる情報は競争率も高いですね。
また、流通物件と言って、一軒の不動産屋だけではなく数社が共通で取り扱っている物件があります。ネットで検索していると同じ部屋なのに取り扱い業者だけが違っている、というのが見つかるはず。
数社で情報を共有しているということは人気がなくてなんとかしたいと思っている物件なので、交渉の余地はあります。ただし取引形態のところに「仲介」とあると値段は下げにくいので、価格の決定権を持っている「貸主代理(代理)」「貸主」の不動産屋を選ぶことが重要です。
そして今、ネットではこんなサイトが話題になっています。
「家賃5万以下ドットコム」。
その名の通り、1ヶ月の家賃が5万円以下の物件ばかりを集めたサイトなのです。5万円以下だからといって安かろう、悪かろうではないところがこのサイトの長所。「空いたままで遊ばせているよりは、値段を下げてでも即入居してくれるお客が欲しい」というオーナーさんからのリクエストを受けて集めた物件がほとんどなので、値段以上の価値があると評判になっています。
現在は東京23区中心ですが、やがては全国的に取り扱いを広げるかもしれませんね。
3)訳あり物件
一般的な感覚で「難あり」と思われる物件はかなり割安になります。
建物が古い、傷んでいる、辺鄙な場所にある、日当たりが悪い、騒音が激しい…また、心理的ダメージのある物件=自殺や殺人事件現場だった、窓を開けたら墓地なども安くなります。幽霊が出るという噂が高い物件もありますね。これらは気にしなければそれまでなので、かなりお得にはなります。
気にしだしたら大変かもしれませんが…。
逆に訳あり物件が嫌な人は、きれいなのにやたら安い。不動産屋さんがやたら勧める。といった物件は避けるまたは、安い理由をしっかり聞いておいた方がいいかもしれません。。
【2013年1月29日 15時14分】