年収300万円時代の貯蓄法!1,000万も夢じゃない【連載第60回】
今や「年収300万円なら勝ち組に入る」とまで言われるほど、低年収が当たり前になってきた現代。
でもその気があれば貯蓄は出来るし、
1,000万円貯めるのもけして夢ではありません!
やる気のある方、
または「ちょっと気になる」という方も、ぜひお読みになってみて下さい。
1)1,000万円を何年で貯めるか考えてみる!
利息を意識するとついつい投資とかに走ってしまいそうになるので(笑)
何もつかないけど損もしない「タンス預金」感覚で、利息ゼロとして考えましょう。
10年で貯めたいなら一ヶ月につき約8万3000円、20年なら約4万1000円です。
月4万なら…と思いそうですが、最初から楽なほうに逃げていてはいけません。
「むちゃな!」と思うかもしれませんが、ここは10年を目標でがんばってみましょう。
2)車はいらない!
通勤で絶対必要という方も居られるでしょうが、
たいがいの方はバスや電車で十分通勤通学が可能です。
最寄り駅までが遠いという方は駅やバス停まで自転車で通いましょう。
朝雨が降りそうな時は、早起きして歩けば済む話です。
というのも車があると便利は便利ですが、その分維持費もかかります。
駐車場代に車検代、保険料に税金そしてガソリン代や洗車費など考えると月に20,000円くらいは消えて行きます。
高い車をローンで買った方は月々の支払いも負担になるでしょう。
これを車をなくして、そのまま貯蓄に回せば毎月20,000円貯まるんですよ。
どうしても車が必要な時は、タクシーを使ったりレンタカーを借りましょう。
今は12時間乗り放題2,525円という格安レンタカーも多いので、ずっと車を置いておくより無駄がありませんよ。
3)保険はなくてもその分貯蓄しておけば保障になる!
保険に入っててよかった、って思ったこと、今までの人生で何度ありましたか?
むしろ今まで払ってきたお金を貯めておけばもっと得した、と思ったことのほうが多かったのではないでしょうか。
保険金が必要になるほどの重病やケガってそうそうありませんし、もしもあったとしても公的医療保障などで結構穴埋めは出来ますし、お金さえ貯めておけば面倒な手続きなしですぐ支払うことが出来ます。
1万円以上の保険掛け金払うよりもその分貯蓄すればどうでしょうか。
どうしても入っておかないと不安だという方には1,800円からの国民共済総合タイプなどがおすすめです。
5日以上連続して入院した時は交通事故の場合1日目から日額5,000円、不慮の事故の場合1日目から日額3,000円を最高180日まで保障してくれますし、交通事故で死亡または重度の障がいが残った時は1,200万円を保障、病気等の場合400万円を保障してくれるんです。
4)固定費も削減!
無用なものや何かで代りになるものはどんどん切ります。
新聞代や携帯電話代など、いらないものはどんどん切ります。
自宅にパソコンがあってインターネットをしている人なら、新聞は必要ないといっていいでしょう。
携帯電話も使わない機能ばかりつけて高いお金を払うよりも、
必要最低限の機能にして節約します。
今は携帯電話会社も次々お得なキャンペーンをしているので、まめに契約内容をチェックして更新すべきでしょう。
水道代も風呂の残り湯を使ったり、シャワーの出しっぱなしをやめるなどすればぐっと減らせますし、電気代も待機電力から切るなど無駄をなくせば数千円はすぐ減らせます。
5)メニューは食べたいものではなく安い食材で作れるものを!
魚や肉など生鮮食品は見切りの赤札商品しか買わない。それも半額。
せいぜい30%引きでないと買わないようにしましょう。
すぐ調理するか小分けにして冷凍すれば2週間は持ちます。
調味料関係はチラシをチェックして、一番安い店で一番安い日に買います。
安いからといって2本以上まとめ買いするのはかえって無駄です。
また食事の量を減らすのは気力を失わせますが、炒め物にはもやし、ハンバーグにはおからやパン粉など安い食材を混ぜてかさ増しすれば、お腹いっぱい食べられます。
ペットボトルや紙パックのジュース類はすべて自宅で作る麦茶に変更。
コンビニで買い物するのはご法度です。
このように節約すれば半額まで行かなくても、食費はかなり減らせます。
6)買い物は現金が基本。ポイント還元率の高いカードは状況に応じて
カードを使うとついつい買いすぎてしまいますので、買い物は現金が基本。
ただしポイントが多くつく時などは、その分の支払い(手数料がかからない一回払い限定)代金を財布から抜いて別にとって置くなどして、そのお金はもう使えないという意識のもとにカードを使います。
年会費等諸費用がかからなくて、ポイント還元率の高いカードを一枚持っておけばポイントを貯められますし、ポイント交換期限が来たら商品券に変えておけばお祝い事など突然の出費にも対応しやすいです。
7)つきあいを減らす!
一番お金を節約する方法は「人と付き合わないこと」です(笑)
会社の行事として絶対参加のものを除いたイベントや、休日のお誘いなどは徹底して断ります。
介護や子供の世話などを理由にして「自分も行きたいのですが」と一応言っておきます。
奥様のママ友ランチ代なども結構かかるので、思い切って不参加を貫けば意外なほどお金が残ります。その分コミュニケーションは気の合う人とメール等をまめにして充実させましょう。
さぁどうでしょう。
このようにして実践していけば、月5?6万は貯まるはずです。
月8万円で考えていたので足りないと思うでしょうが、ここでやっとボーナスの出番なのです。
最初からボーナスをあてこんでいるとついつい使ってしまいがちですが、月々の節約貯蓄を貯めた上で、その不足分をボーナスから補います。
それ以上にボーナスがあれば少しはレジャーや会食に使ってもいいでしょう。
そして残ればもちろんそれもまた貯蓄に入れます。
10年を待たずして1,000万も夢じゃないかもしれませんよ。
【2016年04月02日 14時11分】