【金融犯罪】ネットバンクへログイン後の「不正な画面表示」に要注意!
正規のインターネットバンキングサイトにアクセスしていたはずが、
いつの間にか自分のIDやパスワード情報が盗まれていた…!
そんな怖いニュースが報じられたのが2012年の10月でした。
ですが2013年現在、
不正な画面表示による、
現金引き出しの被害は前年に比べ4倍の勢いで増えています。
どんな手口なの?
インターネットバンキングは、
自分が取引している銀行のHPにアクセスし、
ログインすると自分の口座情報がわかるページに入ることが出来ます。
ところが、ログインした直後にポップアップ画面が現れ、そこには
「さらなる安全かつ快適なネット銀行を提供するため、
当行のネット銀行確認システム・メンテナンスと機械のアップデートをさせていただきます。
新規登録に入力したお客様情報を入力していただくことで、アップデートは完了します」
などの文言があり、
ネットバンキング取引で使うID、メールアドレス、
暗証番号や本人確認のための合言葉などを入力するよう求めてくるのです。
すでにログインした後なので、
銀行からの正規の指示かと思いやすいのですが、実はこれは詐欺。
パソコンなどをウイルス感染させて、偽画面を表示させるのです。
そしてそこに入力された情報を盗み、不正に使用するという手口なのです。
どうしたらいいの?
銀行側によると
「ログイン後にあらためてパスワードなどの入力を求められることはないので、
絶対に入力はしないでほしい」
ということなので、もしもこうした画面が現れた場合は銀行のコールセンターに連絡しましょう。
また、こういった画面が表示される場合は
「既にウイルスに感染している」可能性があります。
・ウイルスソフトは最新の状態か?
・お使いのパソコンは最新の状態か?
まずはこちらを徹底して見直す必要があります。
ウイルスソフトも無料のものよりも、有料のものの方がセキュリティがしっかりしています。
パソコンがウイルスに感染している場合はウイルスを駆除する必要があるので、
最新の状態に更新されているアンチウィルスソフトによるウィルス駆除を行ったり、
パソコンを初期化する必要があります。
また、こうしたウイルスへの感染を避けるために、
普段から配信元が定かでないソフトやアプリのダウンロードを避けること、
心当たりのないEメールは開封しないで削除すること(開封しただけで感染する恐れがあります)、
不審なサイトは閲覧しないことなどの予防策が必要です。
インターネットバンキングは便利な反面、セキュリティへの不安もあります。
というのも、
インターネットを使った不正行為の技術もどんどん巧妙にレベルアップして来ているので、
常に最新のセキュリティソフトに更新しなければなりません。
そして新たな犯罪手法についても情報を把握しておくよう注意が必要ですね。