絶対に許せない!義援金募集を装った振り込め詐欺

義援金詐欺東日本大震災が発生したのは2年前ですが、
発生直後から
「被災地のために義援金をお願いします」という詐欺が多発
しました。

それ以前にも阪神淡路大震災など、
大きな災害が起こったら
必ずこうした詐欺は発生していたのですが
「オレオレ詐欺」などの振り込め詐欺手法が周知され、
騙せなくなった詐欺師たちが義援金詐欺に手を換えて活動するようになったのも、
最近義援金詐欺が増えた理由と考えられます。

「被災地の方へ、少しでも力になれたら」
という気持ちを踏みにじるこうした詐欺は、本当に許せないですよね。。

それでは、
義援金詐欺の詳しい手口を、実例を挙げながら紹介しましょう。

【架空の公的機関を装う】

ハガキやメール
「○○地震被災者救済委員会」「○○大震災被災者支援協会」などと、
いかにも公的機関らしき団体名を名乗って
「このたび下記の通り義援金の受付を開始しましたので、義援金のお振込みをお願いします」
と銀行口座を記述している文章を送りつけてきます。

問い合わせ先は電話番号しか書いていない事が多く、住所はありません。
あったとしても検索すればそうした公的機関ではないことが明らかです。

また、口座も法人の場合は個人名で登録することはまずありません。
こうした詐欺の場合は
団体名の後に代表者を装った個人名が書かれてありますので、よく確認しましょう。

【実在する有名団体を装う】

日本赤十字社など、
実在する有名災害救援活動をしている団体名を騙って
義援金を振り込ませようとするものです。

それもわざわざインターネットの偽サイトを作って
本当の赤十字社の義援金募集だと思ってアクセスした人を騙す手口です。

これも正式ホームページを確認して、
ドメインやメール連絡先などを確認するとすぐにわかります

【電話や直接訪問も】

こうした手法のほかに、
電話で「市役所の職員」「新聞社の者」と身分を偽り

「今このエリアで義援金を集める活動をしています。
お年寄りの方は銀行に振込みに行くのも大変なので、個別に訪問してお金を集めさせて頂きます。
後ほど関係者がお伺いしますので、募金をお願いします」

などともっともらしいことを述べて、
お金を騙し取りに来るケースもあります。

せっかくの善意を無にすることのないように、
義捐金は募っている団体が確かな存在であるか、
またその振込口座も本当にその団体のものかをよく確認してから協力するようにしましょう

■詳しくは、国民生活センターのHPをご確認ください。