現在増加中!銀行協会職員を騙る詐欺に注意

銀行協会職員を騙る詐欺ある日、突然電話が鳴ります

「私、○○警察署の△△と申します。
実はですね、振り込め詐欺の犯人が逮捕されたのですが、
貴方名義の銀行口座を犯人が詐欺で騙し取るお金の入金先に使われていることがわかったんです。
念のために確認いたしますので、貴方のお名前をフルネームで、住所、電話番号もお答え下さい」

こんな電話がいきなりかかってきたら、びっくりしますよね。
それも、「警察署の?」と言われては、相手の話を素直に受け入れてしまいます

思わず、名前や住所を答えてしまうと…

そして電話は続きます。

「確かにご本人ですね。
このままでは貴方の銀行口座は犯罪の証拠として凍結されてしまいます。
そうなりますと貴方の預金は動かすことが出来なくなってしまいますので、
銀行協会職員のものが後ほどお伺いしまして対応を指示いたします。
詳しくはその銀行協会職員にお尋ね下さい」

こんなこと言われてしまったらテンパってしまいますよね。
ましてお年寄りの方なら不安で仕方がなくなることでしょう。

そして間もなく
「銀行協会職員の□□です。○○警察署からの指示によりお伺いいたしました」と、
いかにも堅そうな銀行関係者風の男性がやってきます

「警察からも少しお話があったと思いますが、
貴方の銀行口座は振り込め詐欺の入金先口座として悪用されかけていたんです。
ですが、実際に使用される直前に犯人を逮捕することが出来ました。
しかし犯人の仲間を通じて貴方の銀行口座情報は流れていると思って間違いありません。
従って現在までの情報は通帳とキャッシュカード、
そして暗証番号をお預かりして処理することで証拠保全できます。
また、貴方自身の預金を保護する為に、新しい通帳とキャッシュカードを作らねばなりませんので、暗証番号も新しくしてもらう必要があります。
それでは今までの通帳とキャッシュカードをご用意いただけますか?」

と、通帳・キャッシュカードを用意させ
「今までの暗証番号と新しくする暗証番号をお聞かせ下さい」と、
まんまと聞き出してしまうのです

もちろん渡した通帳とキャッシュカードは
即預金の引き出しに利用され、被害者は詐欺にあったことを知るのです。

他にも手口を使い分けてあなたを騙します

このほか
「悪徳業者が貴方の口座から不正に現金を引き出した」
「偽造通帳が作られている。至急口座を移さなければいけない」
また銀行協会の電話番号(嘘の番号)に被害者からかけさせて虚偽の内容を説明するなど、
その手口は多岐にわたっています。

こうした「警察官」「銀行協会職員」を名乗る電話や訪問で、
暗証番号を尋ねたりキャッシュカード等を預かることは絶対にありません

こうした被害が実際にあったとしても、
手続きは銀行または警察署内で行われるはずです
こういう電話や訪問があったら、即警察に知らせましょう。