見落としがちな電子マネー、チリも積もれば山となる!【連載第08回】
「電子マネー」というとなんだか野暮ったく聞こえますが、
いわゆる「おサイフケータイ」も電子マネーの一種ですし、
老若男女問わず一番よく知られている電子マネーと言えばJR東日本の発行する「Suica」でしょう。
電車に乗るのも「ピッ」、買い物するのも「ピッ」とワンタッチで済む、
あの手軽さを知ってしまうと現金を持ち歩いたり、
小銭を用意するのが本当に面倒でわずらわしくなってしまいます。
主婦の間ではショッピングセンターのイオングループで使える電子マネーカード「WAON(ワオン)」がポピュラーかもしれませんね。
これらの電子マネーはあらかじめお金を「チャージ(入金)」しておき、
その分だけ乗車賃支払いや買い物ができるというものです。
もちろん残額が少なくなったり足りなくなったりすれば、上限までは何度でもチャージをすることが出来ますので便利です。
でも、こうした電子マネーカードが普及したのはこうした手軽さ、便利さだけではありません。
それは「ポイント」という付加価値が非常に魅力的だったからです。
買い物をした金額の0.5%とか1%といった金額分がポイントとしてつき、次回の買い物時にお金として使えるので割り引きできます。
このポイント、何か買い物をする時は現金で支払うよりもこうした電子マネーカードで支払ったほうがポイントがつきやすいのです。
もちろんカード発行会社の系列店などでは現金で支払っても電子マネーカードを持っていればポイントを付けてくれる場合もありますが、ポイント還元率は電子マネー支払いのほうが高いですね。
さらにポイントをお得に貯める方法があります。
それはクレジットカード一体型の電子マネーカードを使って、チャージするお金をクレジット払いにすることです。
クレジットカードの場合は使った金額に応じてポイントが付きますから、1万円をクレジット払いで電子マネーにチャージした場合、1万円の買い物をしたと同じポイントが付きます。
さらにそのチャージした電子マネーカードで買い物をすればさらにポイントが付くので、
現金でチャージするよりお得ですよね。
こうした「小さなお得」をこまめに貯めていったり、ポイント還元率の高いクレジットカードが一体化した電子マネーカードを選んで、クレジットカードのポイントが倍になるキャンペーン時期などもうまく利用して電子マネーを使えば、「チリも積もれば山となる」で、ものすごく得をすることが出来ますね!
【2012年9月11日 18時28分】